看護師を続けるために必要なやりがい

スキルを身につけるには経験が必須であり、その指標となるのが経験年数です。入職1年目の看護師よりも、10年目の看護師のほうが経験が豊富で、看護技術はより高くなるでしょう。

それに加えて大切なのがやりがいであり、仕事を楽しんでいる人は仕事を覚えるのが早いです。
人は嫌なことに対しては消極的になり、好きなことに対しては積極的になる傾向があります。子どものころに勉強は大嫌いだったけど、テレビゲームをするのは大好きだったという人は多いでしょう。
楽しみながら仕事に取り組めれば、必然的に向上心が上がっていきます。もっと優れた看護スキルを身につけたいと意識すれば、人から指摘されなくても自主的に努力をするようになります。

仕事にやりがいを持てない人の中には、勤務中に時間ばかり気にするという人が少なくありません。5分おきくらいに時計を見ているという人は、時間がなかなか進まないでしょう。

看護師の仕事はときに患者さんの死に直面する場面があり、非常にストレスを抱えやすいです。入職して数か月で心身を病んでしまい、精神疾患になる看護師は少なからずいます。だからこそ仕事にやりがいを感じることは心身のケアにつながり、体調不良を予防するためにも役立ちます。
病気はこころからと言われるように、病気を予防して健康体を維持するには、精神を健全にする必要があります。その第一歩となるのが仕事にやりがいを見出すことで、それがストレス耐性の向上につながります。